今年の梅雨明けは?
ニュースでは毎年、梅雨明けに関しての予想が出されますが、我が家ではほとんど参考にしていません。「どうせ今年も祇園祭りの宵山あたり」と考えているからです。
宵山(16日)か宵々山(15日)に雷を伴う夕立があり、それで梅雨が明けるという現象が高確率であるんですよね。気象庁のデーターは知りませんが、ほぼ毎年のように「今年もやっぱりね」と。
昔から「暑さ寒さも彼岸まで」とか言いますし、関西では「比良八講荒れじまい」や「東大寺のお水取りが終われば春が来る」などの言い伝えも浸透しています。これらの言葉は概ね当たっていたから何百年も親から子へと受け継がれてきたんでしょうね。
ただ最近は急激な気候変動で雨の降り方も変わってきましたし変わっていくのかもしれません。紅葉の時期などは明らかに半月ほどずれ込んでいますから。果たして今年の梅雨明けは何日になるのでしょうか
祇園囃子とジングルベル
今日から祇園祭が始まりました。街には(鉾町でなくても)コンチキチンのお囃子が流れてきます。ウキウキするような忙しないような気分は、12月になると流れるクリスマスソングとなんか似てるんですよね。プレゼント交換の習慣もないし、特に買わなきゃならない物はないんですけれど・・・。
祇園祭は「鱧祭り」とも言われてまして、この時期は鱧がスーパーにたくさん並びます。完成した「鱧の落とし」も売ってますが、近所のスーパーでは骨切りした生鱧があるので、家で湯引きして梅肉でいただきます。子供の頃は祖母がたくさんの鱧の頭(半助といいます)を買って豆腐と煮た料理を作ってましたが、最近は頭だけ売ってるのを見ません。もともと大阪の郷土料理ということなので大阪には今でも売られているんでしょうか。ちなみに祖父は大阪の人で祖父母の新婚当初は祖父の地元で暮らしいたようで、祖父の実家の味なのかもしれません。
親戚には鱧の皮の酢の物が大好物だった人もいましたし、亡くなった父は焼き鱧が大好きでした。そして私自身は鱧の卵が好きで、ひたひたの出汁で煮て最後に鶏卵でとじて、ご飯にのせて食べると美味しいです。だたこれもあまり売られなくなっていて、生魚店に取り置きをお願いしなきゃならないほど。おそらく買う人が減ったので売らなくなったのでしょうが、庶民の味だった半助や鱧の子が食卓から姿を消しつつあるのは淋しいですね
はじめまして!
「明治は遠くなりにけり」という俳句がありますが、もはや昭和も過去の時代になりつつあります。幼いころ祖母の昔話を聞きながら「そんな時代もあったんだ~」と笑っていた私自身がいつの間にか昔を懐かしむ婆さんになってしまいました。
私がブログをやってみようと思ったのは、祖母から直接聞いた過去の日本を誰かに聞いてほしい、まだ自分の思いを伝えたいと考えたから。
そんな婆さんの戯言に付き合っていただける方がいらっしゃれば幸いです。